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3/9.10の2日間にわたって、劇団オムツかぶれ様による公演「戯言」が行われました。
3人の女性がカフェで話すという内容ながらも各々の関係性での話の広がり方が素晴らしく、日常劇でありながらも非日常の不思議な体験をさせていただきました。
またカフェの環境を余ることなく生かした演劇は没入感が素晴らしく、公演の始まりを曖昧とさせるような日常の始まりから徐々に特異な出来事が起きていく様は、舞台への観客の引き込み方が非常に巧みだと感じました。
劇の中で人間が崩れていく様子がリアルで、時には考えさせられる内容で不思議な部分もあって劇終了後にちょっと心がザワツキました。
舞台の構成もおもしろくて、劇っていうと舞台と客席が別れていて客席は受け身の状態が多いですが、劇団オムツかぶれさんの劇は舞台の中に客席があるような受け身とかではないフラットな立場になる劇で、役者さんも演じているよりかそういう人が本当に隣にいるような感覚で、その場をつくりだしている演者さんと演出に驚きました。
また、カフェのガラス越しに見える歩いている人々もその劇の舞台装置のようで歩いてる人が知らぬ間に劇の一部になっている構成もおもしろく、場所と空間をフルで使う演出の仙石さんがすごい方だと思いました。
普段のカフェの空間をガラッと劇の空間に変えてしまう劇の奥深さを感じ、劇自体にも興味が湧き、また劇団オムツかぶれさんの今後の活動も気になります。
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