ALC CINEMA+

_ALCC_plus_2ALC CINEMA+ 緊急開催!
横浜 吉田町の一角の小さなカフェで行なわれる、映画上映とトークのイベント“ALC CINEMA”番外編。最新作「蜃気楼の舟」にてクラウドファンディング実施中の竹馬靖具監督をお迎えし、過去作「今、僕は」を上映します。上映後にはシアター・イメージフォーラムでのアンコール上映が話題となった「Dressing Up」安川有果監督をゲストにクロストークも予定。竹馬監督による旧作・新作がいちはやく総覧できる機会となるはずです。

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ご予約希望の方は件名を『ALC CINEMA 予約』とし、「お名前」「電話番号」「人数」を明記の上、alccinema.info@gmail.com までお送り下さい。こちらからの返信をもってご予約完了とさせて頂きます。当日はご予約優先でのご入場となります。

 

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[上映作品]

監督・脚本・編集・プロデュース:竹馬 靖具、 出演:竹馬 靖具・藤沢 よしはる・弁・志賀 正人、 2007/87分/DV/color
監督・脚本・編集・プロデュース:竹馬 靖具、 出演:竹馬 靖具・藤沢 よしはる・弁・志賀 正人、 2007/87分/DV/color

今、僕は
ヨーロッパの映画祭を激賛と涙流の渦に巻き込んだ、新鋭竹馬靖具、驚愕のデビュー作。ひとりの若者の閉ざされた心理を、いっさいの音楽を排除してリアリティーを追及し描いた衝撃のフィクション誕生。母親と二人きりの生活。ゲーム、漫画、カップラーメン。息苦しいまでの体臭とゴミの匂いまでも漂ってくるような生々しい描写。部屋に沈殿する不純物とローカル都市のありふれた風景。あの日母に暴力をふるった。得体の知れない“憤怒”にかられて。本格的に出口を失った若者の真の再生はやってくるのか。

 

蜃気楼の舟
蜃気楼の舟

[トークゲスト]

竹馬靖具|ちくま やすとも
1983年 栃木県足利市生まれ。役者としての活動を経て、2009年、自身が監督・脚本・主演を務めた映画『今、僕は』を発表。 2011年、真利子哲也監督の映画『NINIFUNI』に共同脚本で参加。現在、新作長編映画『蜃気楼の舟』公開準備中。

 

Dressing Up
Dressing Up

安川有果|やすかわ ゆか
1986年生まれ。主な監督作品に『カノジョは大丈夫』(2010)『激写!カジレナ熱愛中!』(2014)などがある。『Dressing Up』(出演:祷キララ・鈴木卓爾)が今年8月にイメージフォーラムで上映され、その後同劇場にてアンコール上映された。

 

モデレータ:汐田海平|しおた かいへい(「蜃気楼の舟」プロデューサー)

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[概要]
日程:2015.11.28(土)17:40開場 18:00開演
料金:¥1,300
場所:Archiship Library&Café/横浜市中区吉田町4-9

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ALC CINEMA+

ALCC_plus_1ALCC_plus_2お久しぶりです、ALC CINEMA。バージョンアップして帰ってきました!
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▶▶ALC CINEMA +▶▶
▶▶ 開催のお知らせ ▶▶

横浜 吉田町の一角の小さなカフェで行なわれる、映画上映とトークのイベント“ALC CINEMA”番外編。
甲府を舞台にしたドキュメンタリー映画「FURUSATO2009」。同じく多くの外国人労働者を抱える浜松にて作られた、見えないブラジルを見せる本「mieru | veja」。誰しも「関係ないから」と目をそらしては居られない、都市への洞察と実感。とおく離れたふたつの出来事ふたつの表現が、横浜にて出会います。

[上映作品]
FURUSATO2009
企画・撮影・録音:富田克也
構成・編集:高野貴子
撮影・録音:相澤虎之助
整音:山崎巌
出演:鷹野毅 伊藤仁 山梨県在住の方々
制作:空族 2009年/日本/50分

[トークゲスト]
相澤虎之助(空族)×辻琢磨(403architecture [dajiba])
モデレータ:榊原充大(RAD)

▶概要▶

日程:2015年9月12日(土)17:40開場 18:00開演
料金:¥1,500 / 1ドリンク付き
場所:Archiship Library&Café
横浜市中区吉田町4-9
https://libraryandcafe.wordpress.com
アクセス:みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩10分
JR・横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅より徒歩5分

ALC CINEMA vol.5

_ALCC_vol5_0123-01
https://www.dropbox.com/s/vxxirwdjc6fce2l/_ALCC_vol5_0123.pdf

▶▶ALC CINEMA vol.5▶▶
▶▶ 開催のお知らせ ▶▶

吉田町の一角の小さなカフェで行なわれている、映画上映とトークのイベント“ALC CINEMA”。
5回目となる今回は吉田まちなか映画祭2014にあわせ開催します。
冨永昌敬監督の幻の初期作品「ビクーニャ」上映のあとは、鈴木了二さんを迎えた一夜限りのトークセッション。映画・建築・都市、この街でしか聞けない話。映画祭を満喫したあとなら一層楽しめるプログラムです。

▶概要▶

日程:2014年2月2日(日)19:00開場 19:30開演
料金:¥1,500 / 1ドリンク付き
場所:Archiship Library&Café
横浜市中区吉田町4-9
https://libraryandcafe.wordpress.com
アクセス:みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩10分
JR・横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅より徒歩5分

▶ご予約方法▶

件名を『ALC CINEMA 予約』とし、「お名前」「電話番号」「人数」を明記の上、alccinema.info@gmail.com までお送り下さい。こちらからの返信をもってご予約完了とさせて頂きます。

*当イベントは小さな会場でおこなう上映会です。ご予約は先着順で受け付けており、定員30 名に達した時点で募集終了となります。
*予約メール送信後、3 日以上経っても返信のない場合にはたいへんお手数ですが、TEL:045-326-6611(飯田善彦建築工房)までご連絡下さい。

▶同時開催▶

吉田まちなか映画祭2014

街中で映画祭!?お酒とともに街のあちこちで映画が楽しめる3日間。バーがたちならぶ吉田町ならではの新しい試みです。
日程:2014年1月31日(金)~2月2日(日)
会場:十六夜吉田町スタジオ、Archiship Library&Café 、南国酒屋 海風 ほか
詳細:https://www.facebook.com/yoshidamachinaka

カフェ雑感 vol.3

皆様お変わりありませんでしょうか、寒中見舞い申し上げます。
年が変わってなんとなくぐずぐずしてるうちにもう1月も終わろうとしています。

昨年末には自主企画である建築家髙宮眞介さんによる連続講義もちょうど半分を消化し、20世紀初頭、激動の社会状況に反応するように様々に展開したモダンデザインの黎明期を俯瞰するところまで来ました。1月はいよいよコルビュジェ、ミースが登場します。

劇団空(utsubo)による芝居も三部作を終え、もしかすると次の展開もあるかもしれません。コンサートも今月18日に年初に相応しいお琴の演奏で、もうすぐ3年目を迎えます。

また、もう一つの自主企画であるALC CINEMAも去年4回を数えました。今年も継続しますが、初回は今までにない試みになります。1月31日、2月1・2日の三日間、吉田町で「吉田まちなか映画祭2014」というイベントが開かれるのに合わせて連動する企画です。2月1日はカフェを貸して吉田町による東陽一監督による「酔いが覚めたら、うちに帰ろう」という映画+トークショー、翌2日はALC CINEMA第5回、冨永昌敬監督、「ビクーニャ」を上映します。2002年に作られた36分という短い映画ですが、2002年水戸短編映像祭グランプリを受賞しています。監督自身も言葉で表現できないほど・・な映像と聞いているので僕自身楽しみですが、さらに、なんと対談のゲストに建築家鈴木了二さんが来てくれます。まさに新春に相応しい豪華企画となりました。鈴木さんは僕が敬愛する素晴らしい建築家の一人ですが、ご承知のように優れた映画批評家でもあります。ALC CINEMA初見参、皆様ご期待ください。

もうひとつ、今年からカフェでの催しの他に、2階を使ってALC GALLERYをオープンさせたいと考えています。京都関連の仕事を京都三条の分室に移したので2階の一室が空きました。年末ようやく片付いたので当初から考えていたギャラリーをとりあえずやってみよう、と例によって決心したわけです。ギャラリーといっても貸しギャラリーではなく、僕が気になっている若いアーティストに場所を提供し、少しまとまったexhibitionをアーティスト自らの手で企画する試みです。小さなスペースですから量の、あるいは巨大な展示はできませんが、創造都市横浜の発信拠点のひとつになれば面白い。その第一弾として、小野耕石さんという若い版画家の展覧会を開きます。版画といっても今までの概念を大きく変えた仕事をしているアーティストです。開催中作家を交えてのシンポジウムなどALC CINEMA同様ここでしかできない企画を催していきたいと考えています。

今日は大寒です。これからまだまだ厳しい寒さが続きます。皆様どうぞお変わりなくお過ごしください。

今年もArchiship Library&Cafeをよろしくお願いいたします。

 

2014.01.20
飯田善彦

追伸
新建築住宅特集1月号に「私の事務所」というエッセイ、カフェのいきさつを書いたので興味のある方はご一読ください。

ALC CINEMA vol.4

ALCC_vol4

ALC CINEMA vol.4 開催のお知らせ

https://www.dropbox.com/s/qkyr3ez7jiqiwhr/ALCC_vol4.pdf
まちの一角の小さなカフェで行なわれてきた
映画とトークのイベント”ALC CINEMA”は4回目を迎えます。
今回は三宅唱監督をお招きし、最新作「Playback」製作のきっかけとなった
処女長編「やくたたず」を上映します。
アフタートークには小豆島の「Umaki Camp」が大きな話題を呼び
新しい建築の可能性を提示し続ける建築家・家成俊勝氏も登場。
秋の夜、親密で濃密な映画と建築の時間をお楽しみ下さい。

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【ALC CINEMA vol.4】
日程:2013年11月16日(土)18:00開場 18:30開演
料金:¥1,800 / 1ドリンク付き
場所:Archiship Library&Café / 横浜市中区吉田町4-9
https://libraryandcafe.wordpress.com/
アクセス:みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩10分
JR・横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅より徒歩5分

【ご予約方法】
予約受付開始日:11/9(土)
件名を『ALC CINEMA 予約』とし、「お名前」「電話番号」「人数」を明記の上、alccinema.info@gmail.com までお送り下さい。こちらからの返信をもってご予約完了とさせて頂きます。

*当イベントは小さな会場でおこなう上映会です。ご予約は先着順で受け付けており、定員30 名に達した時点で募集終了となります。
*予約メール送信後、3 日以上経っても返信のない場合にはたいへんお手数ですがTEL:045-326-6611(飯田善彦建築工房)までご連絡下さい。

カフェ雑感 vol.2

1月に始めた自主企画「ALC CINEMA」も回を重ね、先月第3回を終了しました。若手映画監督のデビュー作品を上映するだけでなく、当の監督をお呼びして、上映後ゲストとの対談や観客との応答など、とにかく狭い空間を逆手に、親密度の高い、他ではまずありえないような試みです。
防音サッシュとはいえ街の音はやはり時折聞こえるし、スクリーンにプロジェクターで投影する手作り感満載、毎回ハラハラすることばかりですが、第1回の瀬田なつき監督は、終わってから、観客とのあまりに近いやり取りが始めての経験で良かった、と若干興奮気味に話してくれましたし、第2回の濱口竜介監督もゲストに呼んだ建築家の中山英之さんともども結構盛り上がってました。(中山さんからは後からべたぼめのハガキまでいただきました。)先月わざわざ大阪から来ていただいた安川有果監督は、やはり観客のダイレクトな反応に戸惑いながらも楽しんでくださいました。皆さん少ないギャラにもかかわらず、忙しい中を快く引き受けてくださり本当に感謝しています。
当然ですがいずれの作品も監督の個性全開、低予算でありながらよくそこまで作り込んだなと思わせる力作ぞろいで、僕はもちろん初見ですが、昔二十歳前後に名画座に通い夢中になって手当たり次第に観たヌーベルバーグやイタリアンリアリズム、アメリカンニューウェーブ、日活や東映の映画の数々に通底する感覚を久しぶりに呼び覚まされています。トークで語られる裏話や観客の鋭いツッコミ、など毎回驚かされることも多くじつに面白い。ぜひ皆さん見にきていただきこの臨場感を体験してください。僕はこの企画では裏方に徹しているつもりですが、つい出しゃばって質問したりしてしまいます。次回は11月、やはり興味深い若手の作品を予定しています。ご期待ください。

実はこの映画上映に並行して映画論、歴史など座学的な講座をやりたいと考え、横国大の梅本さんならその企画もこの場所も気に入ってくれるだろう、と思い、相談しようとした矢先に何とご本人が急死してしまいました。これには本当に驚いたし、一緒に遊べなかったことが残念で残念でしようがありません。
この時やろうとした継続的な講座という思いつきが6月から始めた現在進行中の高宮真介連続講義につながっています。カフェを始めて以来本業である建築に関わる企画をどうしようかと時折考えていたのですが、なかなかいいアイディアが浮かばずしばらく放っておきました。たまたま八雲の現場近くにある高宮さんの事務所に伺って話をしていた時、日大の教授時代にデザイン論を特別講義していた話題になり、資料を見せてもらっていた時ピンときたわけです。
講義の内容は、ルネッサンス以降の近代建築史を高宮さんなりに展開した内容ですが、この幻の講義をカフェで再現してもらいたい、とその時強く思った次第。デザインの羅針盤が揺らいでいるこの時期に、近代建築史をもう一度おさらいするのは悪くありません。
高宮さんは、谷口さんと共に僕のキャリアの中で唯一のボスですが、同時に敬愛する建築家の一人です。端正でありながらアイディアに富むデザインは、美しいだけではなく質の高い日本モダニズムの好例であることは皆さんご存知の通りです。そのような建築を作り続けている第一線のモダニストが語る近代建築史、建築論が面白くないはずがありません。すぐに企画にとりかかり、高宮さんの同意を得るのにさほど時間はかかりませんでした。
この企画のミソは、参加者を30人に限定して、1年間スクールあるいはサロンのように講義を進めることと、学生もキャリアもリタイアも素人も差別なく参加料を一律2万円としたことです。発表から申し込みまでさほど時間がなかったのですが、蓋を開けてみたら開始時間にすでに30人を超過し、あっという間に100人を数えました。仕方なく勝手に抽選させていただきましたが、落選された方には本当に申し訳なく思います。この場でお詫びいたします。
6月に初回ルネサンスから始まり先月3回目が終わったところです。バロック以降新古典主義、ルドゥー、シンケルなど僕自身よくわからない時代の建築群も新たな視点で発見的に俯瞰できました。3回を通して背景となる社会との関係等、以前には捉えられなかった見方も実感し、予想以上に新鮮な興奮を経験しています。これからいよいよ近代の核心に向かう、充実するであろう講義が楽しみです。連続講義全体を最終的に出版物にまとめたいとも考えています。

4月には吉田町のアート&ジャズという車を止めてのメインイベントに合わせて、「アート&骨董マーケット」を開催しました。僕たちは食べ物の屋台こそ出せませんが、この魅力的な町内イベントに賛同した企画です。以前から時々楽しみで骨董市に通っていますが、その内容は実に多彩です。沢山の出店者の中でも僕自身の興味に近い、気になっていた若いディーラーに思いきって声を掛けたのですが、皆さん二つ返事で集まってくださいました。2日間のイベントで、しかも両日とも異常に寒く、雨混じりの天気だったにもかかわらず何と一日当たり300人近い方たちが来場してくださり、予想をはるかに超えた興奮の二日間でした。このイベントは、この秋、11月1,2,3日、「関内外OPEN!」に合わせて第2回目を開きます。しかも前回の参加者に加え、その世界では名の通った3組が加わり更にパワーアップします。これも継続するのでご期待ください。

長々と書いてきましたが、音楽会や花と食ワークショップも継続していますし、最近3日間カフェをお貸しした演劇など新たな催しも加わり、振り幅も広がっています。スタッフの学生も4代目になろうとしています。これからも思いついたことをためらわず実践していきたい。
是非皆様の周辺にArchiship Library&Cafeをお知らせください。最新の「散歩の達人」横浜、「Hanako横浜特集」にも掲載されているのでご覧ください。

2013.09.10
飯田善彦