彫刻の作品集について

本カフェには画集だけでなく、ミケランジェロからジャコメッティまで彫刻の作品集も置いています。画集にまぎれていて少し見つけづらいのですが、興味のある方は是非読んでみてください。ミケランジェロやジャコメッティも良いのですが、今日はブランクーシとアニッシュ・カプーアという彫刻家を紹介しようと思います。(個人的に好きなので)

まずはブランクーシ。初めて見た時、ふざけてんのか?って思いますよね。いや、ジャコメッティの方がふざけてるんですけど。でもジャコメッティはあれ真面目にやってますからね。いやブランクーシも真面目にやってるんですけど。ジャコメッティのあの細い作品ってあれで完成だと思ってますよね?あれギャラリストが作品の制作途中にアトリエから勝手に持ち出してるんですよね。だからギャラリストが途中で持ち出さないとジャコメッティはもっと細くして最終的に作品がなくなっちゃう。話を戻します。ブランクーシのあの卵みたいな顔の作品、作業量すっくな!あんなの作業だけで言ったら2日でできるでしょ。と言いたくなる。じゃあ自分ならどうこの作品に手を加えるか?と考えてみる。そうするとこれが完成した作品だという事が感覚的に理解出来る様になります。ミケランジェロは「どんな石の塊も内部に彫刻を秘めている。私はそれを見つけているだけだ。」と言ったが、ブランクーシは最短距離でそこまで到達している。少ない手数でゴールに到達している。何より洗練されている。惚れ惚れするなあ…と思うわけです。

次にアニッシュ・カプーア。彼を彫刻家を呼ぶかどうかは置いておいて、作品についての話をしましょう。真っ青な丸いカップみたいなものが壁から突き出している作品があるんですが、確かあの作品触っていいんですね。いや、展示会場によって違うのかな?まぁだめだとしても子供とかが触っちゃうじゃないですか。でもあの作品表面に青い顔料がふりかけてあるだけなんで触ると手が真っ青になっちゃうんですよ。それでまぁ作品保存の面から見てそれが続くと顔料がなくなっていってしまうので、アニッシュ・カプーアは美術館側に青い顔料の予備を渡しているんですね。そんな事するくらいなら最初から触れるの禁止にすればいいのに、美術を身近に感じて欲しいという理由からかそういう風にしている所が愉快で好きなんですよね。

ところで前回ランドアートの話をしたときにリチャード・セラも紹介したんですがよくよく考えるとリチャード・セラは別にランドアートの作家ではないんですよね。ぼーっとしてたんですかね?名執でした。

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