ランドアート系の書籍とその感想

本カフェには画集、作品集も多数おいてあるのですが、よく見てみるとランドアート系の作品集がかなり置いてあります。美術に興味のある方や美術系の学生さん、是非手にとって読んでみてください。僕が確認出来た限りでは以下の作家の作品集が置いてあります。せっかくなので僕の各作品に対する感想も書いてみました。

リチャード・セラ 言わずと知れた、ランドアートの巨匠ーリチャード・セラ。人々の反感を買い撤去されてしまった作品「tilted arc」等も含む分厚い作品集が数冊あります。

リチャード・ロング 石をただ地面に置いただけとも取れる作品群。非常に無骨な印象を最初は受けるのですが、その実非常に洗練された配置は、有る種枯山水に似た美学を感じさせます。要素を究極まで削ぎ落とした、マイナスのデザインとでも言うべき作品達。生で作品を見た時、美術館の建物の影が作品を2つに分断しており、これで良いのか?と考えさせられた。つまり、それだけ繊細な作品なのかもしれない。

クリスト クリストという名前はなじみが無いかも知れませんが、彼の作品を見ればきっと見たことがあると思います。フロリダ州マイアミのビスケーン湾にある島をピンクのビニールシートでかこった、海をフォトショで塗りつぶした様な鮮烈なイメージのこの作品は一度見ると網膜から離れない力強さがあります。ストアーフロントという建物をキャンバスに織り込んだとしか言いようがない作品を生で見た時も感じたのですが、思いついた事をそのまま実現してしまう、その実直さが愉快で良いですよね。

イサム・ノグチ 彫刻家としての印象が強いイサム・ノグチですが、モエレ沼公園やイサム・ノグチ庭園美術館なども手がけているんです。ところで、なぜノグチ・イサムではなく、イサム・ノグチなのかと言うと、アメリカ人とのハーフだからなんですね。国籍はアメリカなんですが、日本とアメリカ両方で作家活動を行っていた彼の作品からは日米両方の遺伝子を感じさせます。ところでシアトルのアジア美術館に行った時、イサム・ノグチの作品と知らずに登って写真を撮ったあの作品、登ってよかったのかなぁ。

アンディーゴールズワージー 森のなかで葉っぱ、木や石などを恣意的に配置して写真を取る作家です。僕たちが幼い頃行っていた遊戯の延長線上にある様な、非常に純粋な感性に基づいて制作された作品達は、ただ美しいだけでなく幼い頃に感じたあのワクワクを想起させます。個人的に凄く好き。すごいインスタ映えすると思う。これは絶対に見てほしいです。

アントニー・ゴームリー イギリス出身の彫刻家のアントニー・ゴームリーですが、彼が作っているのは彫刻ではなく彫刻のある空間であり、彼は彫刻家ではなく演出家ではないのか?と考えてしまう程、彼の作品のある空間はかっこいいんです。分厚い作品集が何冊もあるので是非パラパラめくってみてください。かなり多作な作家で、紹介したい作品が多数あるのですが、作品集で実際に見ていただく方が良いでしょう。僕のお気に入りは「天使の器」

ドナルド・ジャッド ドナルド・ジャッドと言えば、壁に正方形の箱が縦に何個も連なっている作品のイメージが強いですが、その作品も含めた一つの空間演出のような作品制作も行っているようで、インスタレーション的な作品群が載った作品集が置いてあります。

あとはロバート・スミッソンとウォルター・デ・マリアの作品集があれば完璧でしたね。それでも十分すぎるくらい作品集が置いてあるので気が向いたら是非パラパラめくってみてください。カフェスタッフ名執でした。

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